【移植#58】QQE-VTをMT5へ — RSI平滑線とクロスをサブウィンドウで確認する¶

この記事の3行まとめ
- VT/CT系QQEの狙いを、標準RSI・平滑処理・クロス表示へ分解してMT5へ移植する
iRSI()とCopyBuffer()でデータを取得し、計算不能な初期区間を無理に描画しない- これはQQEの完全な業者間一致を保証するものではなく、比較可能な表示用の最小実装
原典のQQEと移植方針¶
原典は、VT/CT系のQQEをMT4で再現するため、RSIを平滑化したトレンド線を作り、別実装との値を重ねて近さを確認していました。QQEは同じ名前でも実装差が大きく、RSIの平滑方法や追従線の計算が少し違うだけで結果が変わります。
今回は「完全一致」と言い切らず、計算の比較点を明示した最小版にします。MT5標準のiRSI()からRSIを取得し、InpSmoothPeriod期間の単純平均で平滑化します。RSIは0〜100の指標なので価格軸へ直接重ねず、専用サブウィンドウへ表示します。50ラインを上抜けた箇所は緑、下抜けた箇所は赤の矢印で示します。
コード上の安全な境界¶
CopyBuffer()の戻り件数が要求本数に届かなければ、その計算回は前回値を保持します。データが足りない初期区間はEMPTY_VALUEとして描画しません。ハンドルはOnDeinit()で解放します。
この実装は、原典のQQE-VT全式を置き換えたものではありません。追従幅やワイルダー平滑などを追加する場合は、まず各中間系列を別バッファへ出して、元実装との誤差を測れる状態にしてから拡張します。
58_QQE_VT_Trend_Overlay_v1_01.mq5 をダウンロード
検証結果¶
専用MT5(Build 6090、EURUSD・H1)でインジケータと独立capture EAをコンパイルし、エラー0・警告0でした。インジケータをサブウィンドウへ実際に装着し、平滑RSIを1,000本、50ラインの上抜け26件・下抜け27件までバッファで確認してから撮影しています。画像エラーは0で、注文・ポジション操作はありません。
異なる業者や時間足では、価格の区切り、ヒストリー、RSIの初期値により線が一致しないことがあります。比較時は同じシンボル・時間足・期間・入力値をそろえ、最大誤差を数値で確認してください。
まとめ¶
QQEは名前だけでは仕様が決まりません。MT5への移植では、標準RSI、平滑方法、クロス条件を分解して表示し、どこまでが一致しているかを明示することが重要です。今回の最小版を基準に、必要な追従線を検証可能な単位で追加できます。
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